【番外編】小部屋ガイド合宿・マウントハット スキー場!

クライストチャーチ

小部屋ガイドたちの合宿記録、第二弾! クライストチャーチ郊外スプリングフィールドで行われた真剣な企画会議のあと、全員でマウントハットにスキーとスノーボードに行ってきました。

マウントハット・スキー場は、クライストチャーチから車で2時間弱のところにあるスキー場。スキー場からのカンタベリー平野とラカイア渓谷の大展望は必見ものです(動画中のミッチーさんの解説を聞いてみてください!)。晴れた日には、なんと!スキー場の頂上からはNZ最高峰マウントクック頂上も眺められ、この地方の名峰マウントアロースミスも遠望できます。

広さは365ha、標高差は630mとNZでも中規模クラスのスキー場を、高速リフト1本、通常リフトが2本、初心者用のベルトコンベア(マジックカーペットって言います)2基がカバーしています。斜面はコース幅の広い中級向け圧雪斜面が多く、また、上級者を唸らせる急斜面も沢山あります。斜面構成は、初心者10%、中級者40%、上級者30%、エキスパート20%。キッカーやレール、ボックスなどのパークも充実しています。

マウントハット・スキー場のホームページから、ゲレンデの様子を見ることができますよ。

小部屋ガイドがご案内!おすすめのポイント 6つ

  • サミットシックス(6人乗り高速リフト)頂上駅の防風フェンスの向こう側からのサザンアルプスとマウントクック頂上の大展望!
  • サミットシックス頂上駅の隣にある屋外ジャグジーはNZで最も高い場所にある展望スパ!
  • 中級者コース・バージンマイル(Virgin Mile)から眺めるカンタベリー平野とラカイア渓谷の大パノラマ!
  • 雪がたっぷりあるときは、上級者コースのラカイアサドル・シュート(Rakaia Saddle Chute)を下の駐車場まで滑り降り、無料シャトルバスで帰って来られます
  • 週末は「ファーストトラック」専用リフト券を購入した人は、一般営業開始の1時間前から綺麗な圧雪斜面を滑られます!
  • 展望観光用のサミットシックス頂上駅までの往復チケット(+スノーブーツのレンタル)もあるので、スキーやスノーボードをしなくても楽しめます!
土屋 貞夫
土屋 貞夫

このスキー場の欠点は、南島随一の大都会クライストチャーチに近いので週末や学校の冬休み中は大混雑することと、標高が高いので風が強いとスキー場とアクセス道路がすぐに閉まってしまうこと。。。地元ローカルは「マウントシャット(shut = 閉まる)」と自虐するくらいです。小部屋ガイド直伝の解決方法を、下に書いておきますね。

おすすめの時期は?

営業期間は、南島で一番長い、毎年6月中旬~10月上旬。南半球なので、日本の夏がNZの冬の真っ只中。シーズン始めの6月と7月は人工雪がメインで硬いバーン。7月中旬~9月上旬の雪質が最も良く、それ以降はザラメ雪の春スキーになります。下の写真は8月下旬に新雪が積もった当たり日!の写真。累積降雪量は、南島では比較的多い約400cmです。

拠点にする町はどこが良い?

一般的にはスキー場の麓にあるメスベン(車で約40分)が拠点になる町ですが、今回、私たちはスプリングフィールド(車で約1時間20分)を拠点にしました。

NZでは、風向き+スキー場の向いている方角+天気予報で、その日の最適なスキー場が決まります。マウントハット・スキー場も例外ではありません。クライストチャーチやメスベンなどの下界が霧でも、スキー場に上がれば雲海の上ということが多いです。

私たちが選んだスプリングフィールド(クライストチャーチも!)は、周辺のどのスキー場にもアクセスしやすく、天気予報を見て、翌日行くスキー場を決められる利点があります。第二希望と第三希望のスキー場も候補に入れておき、天気や風向きに気を配って、臨機応変に行き先のスキー場を変えるのがポイントです。ここにも小部屋ガイドのこだわりが見られますね。

日本が夏の間、NZに長期滞在してマウントハット・スキー場でスキーやスノーボードに打ち込むかたは、ここマウントハット・スキー場のシーズン券を早割購入して、メスベンに滞在するパターンが多いようです。

土屋 貞夫
土屋 貞夫

今回はSmylies YHAのオーナーKeikoさんの手料理を食べようという魂胆もありました(詳しくは合宿記録・第一弾の動画をご覧ください

事前に準備をしておくとスムーズ!

スキー場のリフト券やレンタル、スキースクールは、スキー場のウェブサイトから事前にオンラインで購入しておくのがお得。初めての方は、オンラインで購入後、スキー場のチケット売り場でリフト自動改札用ICカードと引き換える必要があります。このICカード(MyPass)はクイーンズタウンのコロネットピークとリマーカブルズ各スキー場と共通です。

毎週末とスクールホリデー(6月下旬の冬休みと9月中旬の春休み)は大混雑するので、レンタルはスキー場ではなく、お泊まりの宿泊施設や町のレンタル店で事前に済ませておいた方が良いでしょう。

スキー場へのアクセス

スキー場へは、メスベンやクライストチャーチから乗合バスが出ているほか、現地ガイド会社や宿泊施設が送迎サービスを行っています。時間の融通や小回りが利く、この送迎サービスがおすすめです。特に、1日中スキーやスノーボードをして疲れた後、カンタベリー平野の一直線の道路は居眠りしやすいので、心配な方はこのようなサービスを利用すると良いでしょう。

レンタカーや自家用車で訪れる場合は、最後の13kmが未舗装の山道になるので、運転に気をつけてくださいね。NZの車はノーマルタイヤなので、雪が降り始めたら早めにチェーンを取り付けます。朝は凍って締まっている未舗装路や駐車場も、午後は泥だらけになることも多いです。レンタカー会社によっては、スキー場アクセス道路への乗り入れを禁止している会社もありますので、事前にお確かめください。

天気が変わりやすいので常にタイヤチェーンを携帯し、下り坂は強めのエンジンブレーキを使って下りてください。未舗装路は滑りやすく、急な坂やコーナーは路面が波打っている(20~30cmの深さで波打っていることも!)ことがあるのでスピードに注意し、柔らかく崩れやすい路肩には寄せすぎないように!

スキー場のリフトは午前9時(ファーストトラックは午前8時から)から営業開始。週末やスクールホリデー中、新雪が降った次の日などは、駐車場は朝早くから大混雑します。時間に余裕を持って早めにスキー場に到着するのが良いでしょう。

駐車場では係員が駐車場所を指示してくれます。下の写真に見えるベースセンター近くの駐車場が満車になると、少し離れた駐車場や山麓の駐車場に誘導され、そこから無料シャトルバスに乗ってベースセンターに向かいます。ちょっと時間がかかってしまいますよね。現地ガイド会社の送迎サービスを利用すると、いつでもリフトの目の前、ベースセンター前の下車専用レーンで下車でき、限られた時間を有効に使えますよ

スキー場の設備

スキー場ベースセンター1階は、チケット売り場、ショップ、レンタル、大きなトイレがあります。2階はカフェやバー、ビュッフェ式のレストランもあり、比較的手頃な値段で飲食できます。カフェ内にあるトイレはちょっと見つけにくい穴場なので、綺麗なことが多いです。カフェやレストランにある山の天然水は自由に飲めます。NZは乾燥しているので、脱水症状にならないように、こまめに水を飲むのがコツです。コインロッカーの他、荷物を置いておく棚(盗難や取り違えなどにはご注意ください)も用意されています。

 

いつもはオンライン上で共にする時間の多い小部屋メンバーですが、やっぱりパソコンの画面上よりも、実際に会って、一緒に美味しいもの食べて飲んで、いっぱい遊んで、英気を養って帰宅の途につきました。

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