持ち帰った旧紙幣・硬貨はまだ使えるの?

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ニュージーランドはクレジットカードやデビットカード決済が多いですが、まだ現金を使う場面も良く見かけます。ニュージーランド旅行で余った紙幣や硬貨を日本に持ち帰った方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

$5紙幣と$10紙幣は2015年10月、それ以外の紙幣は2016年5月、セントの硬貨は2006年11月に新しくなりました。

使い切れずに持ち帰った旧紙幣・硬貨はまだ使えるのかどうか? と言う質問がありました。今回の動画で解説しているので、ご覧ください
ニュージーランドでは紙幣のことを「Banknote」もしくは会話では単に「Note」と言います。硬貨は「Coin」ですね。
それぞれのお札の豆知識をちょっとまとめました。

$5札の肖像は「エドモンド・ヒラリー卿」、1953年に世界最高峰エベレストに人類初登頂の偉業を成し遂げた人。彼の隣にはNZ最高峰の「アオラキ・マウントクック」が描かれています。アオラキ・マウントクック国立公園のハーミテージホテル内には、彼の偉業を称えたヒラリー卿博物館があります。鳥は「キンメペンギン」といって、オアマル・ダニーデン・ケトリンズなどで見られます。

土屋 貞夫
土屋 貞夫

$10札の肖像は「ケイト・シェパード」、女性参政権運動の指導者で、彼女の功績によってニュージーランドは1893年に世界初の女性参政権が確立された国になりました。首都ウェリントンの国会議事堂周辺の歩行者用信号は、彼女がデザインされています。鳥は山岳渓流に棲息する「アオヤマガモ」、私がガイドをしているルートバーントラックでよく見られます。

$20札の肖像は、皆さんご存じのニュージーランドの国家元首である「エリザベス女王」。鳥は岩場に巣を作る「ニュージーランドハヤブサ」、クイーンズタウン周辺ではスカイライン展望台の近くで見ることができます。

土屋 貞夫
土屋 貞夫

$50札の肖像は「アピラナ・ナタ卿」、マオリとして初めて大学を卒業し、38年間、国会議員としてマオリの地位向上に取り組んだ人です。私はガイドになる前に、この部族の人たちや地元県庁と一緒にプロジェクトチームを組んでいたので、とても親近感がある人です。鳥は「ハシブトホオダレムクドリ(北島亜種)」、北島のロトルア周辺の森の中に棲息しています。

土屋 貞夫
土屋 貞夫

$100札の肖像は「アーネスト・ラザフォード男爵」、原子物理学の父とも言われ、1908年に「元素の崩壊および放射性物質の性質に関する研究」によりノーベル化学賞を受賞しました。彼の顔の横にはノーベル賞のメダルが描かれています。鳥はルートバーントラックの森に住む絶滅危惧種の「キイロモフアムシクイ」。私は鳴き声で鳥を探せるので、私がガイドをしたお客さまは約50%の確率でこの貴重な鳥を見つけています!

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